血液とからだ、血球分化や造血因子などについて

血液とからだ

血液(赤血球)循環について

血液は体を循環しながら、日々新しく生まれ変わっていきます。1日に造られる血球数は、体重1㎏あたり赤血球が約25億個、白血球が10億個、血小板が25億個といわれています。

体を巡る血液の循環の流れについて

脾臓に血液とともにはいってきた赤血球は、血管を出てマクロファージなどの間をゆっくりと移動します。
老化した赤血球や異常のある赤血球はマクロファージに認識され、食べられ、マクロファージのチェックを受けた正常な赤血球だけが血管に戻り、脾臓を出て再び心臓へと帰ります。
破壊された赤血球はゴミとして処理され、その際、ヘモグロビンはヘムとグロビンに分かれ、そこに含まれている鉄分は体内でリサイクルされます。
ヘムから鉄分が取り除かれた残りの部分はビリルビンという黄色い物質に変えられ、肝臓に送られて胆汁となり、十二指腸に排出されます。この胆汁は脂肪の消化吸収を助ける働きをしていますが、便の色が黄褐色なのは、実はこの十二指腸に排出された胆汁の色によるものです。

血球分化とは

血球分化とは、造血細胞の細胞分裂により、赤血球、白血球、血小板が作られる事です

血液

骨髄では、造血幹細胞により、赤血球、白血球、血小板などが造られています。
骨髄において造血幹細胞はさかんに分裂増殖をくり返しながら、赤血球、白血球、血小板へとそれぞれの細胞が姿を変えていきます。この現象を血球分化といいます。

造血因子とは

血球分化をうながすホルモンを造血因子といいます

造血因子の働きかけによって分化し成熟した血球たちは、骨の内部にある洞と呼ばれる毛細血管のような血管に入り、全身の血管を通して運ばれます。
血球のルーツというべき造血幹細胞は、胎児のころには肝臓や附断にも存在していますが、次第に骨髄へ移動し、成人になると、特に胸骨、肋骨、脊椎骨、大腿骨の上部の骨髄に集中するようになります。

尿の色が黄色い理由

ポイント赤血球が壊されるときにできる黄色の色素・ビリルビン、またはビリルビンが変化したウロピリン体や、体内で使われたタンパク質が分解されてできた黄色の色素のため、尿は黄色い色をしています。この色素の産出量は一定なので、水を多く飲んで尿の量が増えると色素が薄まり、色のついていない尿になります。逆に汗を大量にかいたりして尿の量が減ると濃い黄色になります。風邪で熱があるときなどは、タンパク質の分解によって色素も増えるうえ、いつもより汗もかくので尿が濃い黄色になります。

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